SCANDAL 10thALBUM『MIRROR』考察

アーティスト

SCANDAL WORLD TOUR 2022 ”MIRROR”が始まりましたね。

3月12日にツアー初日厚木文化会館でのライブに参加してきたのですがエモーショナルで素敵な世界観を体感することができました。

その体験を踏まえ、今回はSCANDAL 10thALBUM『MIRROR』を歌詞に基づいて考察しました。

日々の日常の尊さ、その中で自分だけが分かる自分の心に素直になることの大切さを感じることが出来るアルバムとなっています。

 アルバム考察

MIRROR

受け入れては拒んだ 
ちぐはぐな心と声

自分の心に素直でいるって難しいですよね。

周りの目を気にしたり打算的に考えてしまったり、その結果話す言葉と心がちぐはぐになってしまうという経験がある人は多いと思います。それがこの歌詞に表れているのかもしれません。

儚い鼓動 鳴り止まないよう 
ありのままいたいの

鏡に映った
鏡に映った姿で

自分の心を大切にするのは難しいことでもあるけれど、自分のありのままでいたい、鏡に映った自分自身でいたい。

それが歌われたこの曲がリード曲となっています。

 

eternal

風に揺れるわ
ひなぎくの花 海が見たかった

ひなぎくはデイジーとも呼ばれる花です。

デイジーと言えばRINAさんのDAISY PROJECTが連想されますが、花言葉で「平和」「希望」という意味を持っています。

これらに関連付けて歌詞にひなぎくというフレーズを入れたのかもしれませんね。

お願い こころ 解いて
やさしい世界に触れて

この歌詞では複雑に絡まってしまった心や感情を開放して生きてほしいという願いが込められているように感じます。

この瞬間、永遠にして
この瞬間、永遠にしてよ

この曲のメッセージとして最後にこの歌詞が繰り返されます。

日々の一瞬一瞬が永遠にして欲しいと思うほど尊いものである、そんな気持ちが表れているのでしょうか。

 

愛にならなかったのさ

このアルバムには日々の日常の中にある感情を掬い上げた曲がいくつか入っていますが、「愛にならなかったのさ」の生活感のような生々しさは群を抜いた存在感があると思っています。

失恋ソングや恋の喜び、楽しさを綴った曲は世の中に沢山ありますが、恋の終わり、そのリアルな感情を切り取った歌詞の曲は他に聞いたことがないです。

同じような状況の人はドキッとするのではないでしょうか。

何も悪くない 冷めてもいない
ただ慣れすぎたみたい

この歌詞のように明確に嫌いな理由が出来たわけではないけれど何かが違う、そんな風に徐々に恋ではなくなっていくことって意外と多いと思います。

その笑顔もその声も 大きな背中や仕草も ずっと好きだよって フリしててごめんね
違うのさ わかるでしょ 別にこのまま一緒にいられるけど 
恋はもう終わったのさ 愛にならなかったのさ

明確な理由がないから、自分の心の奥底では違和感を感じながらも相手のことが好きなフリをしてしまう。そしてそれは相手も感じていることだったり。

そんな愛にならなかった恋の終わりが歌われていますね。

 

彼女はWave

この曲は波のように煌めいて、絶えず変化して掴めない、そんな自分の心に素直な魅力を持つ女の子のことを描いているように感じました。曲調も激しくはありませんが自由でダンサブルな雰囲気ですよね。

また、アルバムタイトルに紐付けてか鏡というフレーズが入っています。

煌めいてる 鏡のよう
広がってく 何処までも
掴めそうで 閉じ込められない

 

愛の正体

続いてこの曲は女性が恋人の男性への愛を歌った曲になっていますね。

明るく大きく包み込むような愛を歌う中で、「あなたらしく自分らしく生きてほしい」という歌詞も歌われています。

大事なのはあなたがあなただった頃を
忘れずにいること

 

アイボリー

アイボリーは少し濁った白です。

全てに白黒付けなくてもいい、ありのままでいいと肯定してくれるように感じる歌詞となっています。

全く 意味のないこと なんて 無いと思う だけど
全部に意味をつけたところで 救われるわけでもないでしょ

曖昧でも、はっきり明快な道筋で生きなくてもいいんだよと認めてくれる思いが言葉の柔らかさににじみ出ているような気もしますね。

ふわりふわり ぼやけた視界で
探って探って 僕も手探りだよ

 

夕暮れ、溶ける

アイボリーに続き曖昧なものの大切さが歌われているのが「夕暮れ、溶ける」だと思っています。

記憶じゃない 透明な場所で
たしかに覚えてる

目に見えるものだけではなく、感覚的なものや形のないものも大切なのだとそう感じさせてくれます。

曖昧なまま はなうたのような 願いでいい いまは
目には見えない 触れたり出来なくても 繋がってるから

不確かで目には見えないけれど大切な絆や思い出といったものが、溶けるような夕暮れの光景に結びついている。
そんな原風景的な懐かしさを思わせる一曲ですね。

そしてそんな瞬間は二度と戻らない尊い時間なのでしょう。

二度と戻らないあの夏は 私たちの中に
二度と戻らないこの時を 愛していきたい

 

蒼の鳴る夜の隙間で

近すぎて見えなかった 弱いから強がった
今になって気付いた 夢みたいな日々だった

夕暮れの後には夜がやってきます。

何事にも終わりはあるもので、近くにあるものほど失うまでその大切さに気付かないとはよく言うものです。

サビではそれが叫びになったように思いが歌いあげられます。

忘れられないな 君と生きた日々のすべてを
思い出が眩しいな 蒼の鳴る夜の隙間で

日々の一瞬一瞬は儚い物で尊く美しいもの、だからこそその瞬間を大切にしていきたいですね。

雨と散った花びら 頬に溶けた涙
凄く綺麗だった 酷く綺麗だった

 

プリズム

大切なものを再確認したところで、自分が感じたものを大事に心に持っておきたいという気持ちが芽生えてくるのがこの曲です。

私が感じたものだけ 胸いっぱいに敷き詰めて
揺られていたい 揺られていたい

曖昧なものも言葉にならない感情も光輝くプリズムのようなものということが感じられます。

それでも浮かぶ曖昧を 言葉にならない感情を
無くさないでいよう 忘れないでいよう
複雑に絡んだ美しいプリズム

 

one more time

ラストナンバーとなりました。

この曲のMVでは最初に「freedom」 と書いてある扉にHARUNAさんが入っていきます。
つまり自由への扉ですね。

皆が自由に自分らしく楽しく生きていけるようにとの思いが込められているようなハッピーでポップな楽曲となっています。

曲名は「もう一回」ですが過去を再現するのではなく、より楽しく幸せを追い求めた「もう一回」というところがいいですよね。

いつかまたあの頃のように 違う もっと楽しい場所へ
僕が笑うと君が輝く 愛のシンクロニシティ

 

まとめ

厚木のライブMCでRINAさんも話していましたが、コロナ下になり音楽と向き合う中で当たり前の日常や日々の一瞬一瞬の尊さを感じることも多かったのでしょう。

そんなかけがえのない日々の中で、自分だけが分かる自分の心を大切にしてほしいという願いが凝縮されたアルバムとなっていたのではないでしょうか。

アルバムタイトルが「MIRROR」になったのも、自分自身をしっかり見るために自分を見る物である鏡という意味が込められているのではと感じました。

最期に少しライブの感想となってしまうのですが、私も先日のライブでは拍手の大きさや温かさに序盤から驚いていました。

そんな愛のある現場なのはこのアルバムのようにSCANDALが愛を届けてくれるからこそなのだと思います。

その愛を胸に大切な時間を日々過ごしていきたいですね。

 

 


〈参考サイト〉
デイジー(ヒナギク)の花言葉|種類や意味、花が咲く季節は? – HORTI 〜ホルティ〜 by GreenSnap

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