GARNiDELiAセトリ考察 -Duality Code FINAL中野-

アーティスト

今回は2022年1/23に行われた、GARNiDELiA stellacage tour 2021-2022 Duality Code ファイナル中野サンプラザ公演のセトリについて考察したいと思います。

音楽は感覚派だったんですが、先日のライブはセトリにGARNiDELiAの今の思いが現れたメッセージ性や以前にも増した熱量を感じたので歌詞を元に考察してみました。

そこからは今のGARNiDELiAの姿、そしてGARNiDELiAのありたい姿を感じることが出来ました。

感想も交えながら書いていきますのでお付き合い頂けますと有難いです。

 セトリ考察

Live On!

まず1曲目は「Live On!」から始まりましたね。

薄情な羅列に すり減るライフゲージ 起き上がるのだって一苦労
弛まぬ攻撃 すかさず反撃 終わりは見えなくても

サビ前のこの歌詞が印象的で、終わりが見えない現在の世界の状況でももがき続けていることが想像できます。

キミの生きる理由になれるなら 
どうしようもない世界も生き抜くよ

GARNiDELiAが私たちの生きる理由になりたいという気持ち、それがあればどんな状況でも生き続けられるという歌詞ですね。

 True High

2曲目は「True High」

いつもワガママ並ぶすれ違い 終わりのないレース 繰り返すだけじゃ まだ 何も変われないまま
こんな小さな手じゃ届かない? それでも翼広げて 飛び込むなら True High

曲名は直訳すると『本当の高みへ』ですよね。

ライブでの盛り上がりも歌詞も大好きな曲なのですが、今回のライブではまた違った意味に感じました。

GARNiDELiAにはここ数年で大きな出来事がありました。

レーベルが変わったことやそれぞれがソロ活動を行ったことなど新たな挑戦をしています。

『繰り返すだけ』ではダメだと、葛藤もあったと思いますがさらなる高みへ行くため新たな環境に飛び込んだことがまさにTrue Highに表れていると思いました。

そうだ 泣いてるだけじゃ進めない 生きてることで伝えたい
這いつくばって 強くなって強くなれ 立ち上がるなら 今だ

2020年にはパシフィコ横浜でのライブが決まっていたのに、コロナウイルスが蔓延したことで中止となってしまいましたね。

過去最大キャパでのライブで楽しみにしていただけに本当に残念でしたが、本人たちの無念さはそれを遥かに上回るものだったはずです。

泣いた夜もあったと思いますが、それでも這いつくばって強く進もうとするGARNiDELiAを応援し続けたいです。

 grilletto

盛り上がるナンバーが続きます。3曲目は「grilletto」です。

Never forget キミヒトリじゃないんだってこと

GARNiDELiAには愛がキーワードになる曲も多いですよね。

アップテンポなデジタルサウンドの中に、どんな時でも私たちに寄り添っていたいという気持ちを感じる歌詞が混ざっています。

 Burning Soul

続いて4曲目は「Burning Soul」

「True High」と同じように高みへ向かい強く進んでいく決意が感じられる歌詞となっています。

弱虫な僕は消えた 生まれ変わる 絡み合った癒えない過去も 
抱きしめて生きていくんだ どんな暗い夜も 照らす Burning Soul

諦めてしまうのは簡単だけど 蹲って止まって居るだけじゃ 何も変わらない

 

 人魚姫~蒼天

ここで一転、5〜10曲目までは踊っちゃってみたシリーズも含む恋愛を歌った楽曲が立て続けとなります。

中でも5曲目「人魚姫」⇒6曲目「aquarium」の流れはエモさがありましたね。

水にまつわる楽曲というのもそうですが、それに絡めて恋に溺れる苦しさを歌った2曲でもあります。

その共通点により少し前の楽曲⇒最新のアルバム楽曲への繋ぎとして違和感なく世界観に入り込めたように感じました。

 

10曲目「オトメの心得」を皆で踊り終えたところで、11曲目は新曲「蒼天」がやってきます。

GAENiDELiAらしい特徴的なメロディの上かっこいい曲だったので早く配信されてほしいですね。

 極楽浄土

その後12曲目「極楽浄土」で会場が熱気に包まれたところで13曲目「stella cage」が始まります。

もっと大きな場所へ 君と…一緒に

メイリアさんも話していましたがもっと大きな場所へ行きたいという思いがこの曲でも表れているように感じますね。

 star trail

ここで星にまつわる楽曲が続きます。14曲目「star trail」

たとえばどこか遠く 旅立つ日が来ても 過ごした時間は変わらず輝いて
星座のように僕ら繋ぐ Star trail

一緒に過ごした思い出はいつまでも私たちを繋いでくれるということですね。

ファン思いのメイリアさんらしい歌詞だと思います。

Cメロでも私たちに寄り添うような綺麗な歌詞が歌われています。

はじめて出会ったあの日から たったひとつの願いは 少しでもキミにね笑っていてほしい
キミを傷つける悲しみや痛みなんて 全部跳ねのけて守りたい

 further

そして15曲目「further」

この曲は今回のライブで1番聞けて良かった曲です。

特にサビのフレーズが丁寧に紡がれていて、本当に少しずつ少しずつ波紋が広がるように歌声が響き渡っていました。

歌声の強弱や表現力は生でないと味わえない感動です。やっぱりGARNiDELiAのバラードは至高ですね。

星と星との間をつないだ 無数の線の先に
きっと僕らの答えがあるから 進む further

この歌詞は「star trail」と同じように、私たちが共に過ごした時間や思い出の先にGARNiDELiAの答え=未来があると表現したいのではないでしょうか。

どんな遠い星でも 手を繋いで 君と行けたらいいな

どんなに遠い未来、高みでもファンの私たちと進んでいきたいという思いが込められているのかもしれません。

 my code

バラードパートが終わり、ここから一気に畳みかけます。16曲目「my code」

これは強い曲すぎましたね。誰に何を言われようと貫く意志を感じました。

悔しいことも沢山あったけどそれを乗り越えて最高で最強になった自分が好きだと、メイリアさんもMCで話していましたね。

この時のメイリアさんは最高にかっこよくて痺れました。

ここ数年で苦労も多かったと思いますが、色々なものが吹っ切れたように感じられましたね。

その影響か、今回のライブは以前よりも感情を全面に出した熱量のあるパフォーマンスに思えました。
ステージを走り回ったり、間奏での動きや煽り方、MC、表情など様々な場面からそれらを感じました。

確実に進化を遂げているGARNiDELiAは今が最高で最強です。

この瞬間最強で生きていたい

噛み締めた痛みも 消せない傷跡も 私が私として在るために
誰かみたいじゃなく 自分だけの歌を 独りよがりでも高鳴る方へ

始まりも終わりも 最高も限界も 私が私らしく決めるから
戦ってない誰かに 惑わされなくていい なにを言われても信じる方へ

 SPEED STAR

17曲目は「SPEED STAR」

この曲でも意志を貫き自分らしく生きる決意を感じる歌詞があります。

誰に何を言われても構わない 僕は僕を生きる

 BLAZING

辛い経験もすべてを強さに変えて私たちの光となるGARNiDELiA。18曲目は「BLAZING」です。

いつだって迷路みたいな時代 答えなんかなくって 手探りで 迷ってばかり 無我夢中に進んでく
幼い過ちも 背負った傷跡も いつの日か強さに変えて 未来導く光になる

 約束-promise code-

ラストスパート、19曲目「約束-promise code-」

「それでも一緒に見たい夢があるから」
終わること無い 未来を今迎えにいく

キミと一緒に見たい未来を
1人では届かない世界を見に行こう

強くなったGARNiDELiAが私たちをまだ見ぬ未来へ連れていく、そんな歌詞に思えます。

 G.R.N.D

アンコール前のラストナンバー、20曲目は「G.R.N.D」

なんて言われても 何度倒れても 
貫いたPRIDE(意志)が 目の前のキセキと出会わせてくれた

まだ終われない キミと掴みたい
MIRAIがあるから 宇宙(そら)の果て響かせて 歌い続けよう

どんな困難があろうともファンの私たちと未来を掴む、それがGARNiDELiAの核なのかもしれません。

 

 【アンコール】アイコトバ~MIRAI

アンコールはポップな「アイコトバ」から始まり、「MIRAI」へと繋がります。

世界がキミを弾き出しても 私がそばに居るから
恐れなくていい 扉を開けて

迷った時は 優しく照らす
光のようにキミを包み込めるように

この曲は大事な時に歌われているということもあり、GARNiDELiAがありたい姿が歌詞に表れているのではと考えています。

孤独な人や不安を感じている人に寄り添いたい、そんな人を照らす道しるべのようになれたらという思いを感じ取ることが出来ます。

 Reason

そしていよいよこのライブ最後の曲「Reason」がやってきます。

大丈夫だからって 私がずっとそばにいるから 
帰る場所はここにあるよ

最後はGARNiDELiAが今一番伝えたいことかもしれません。

私たちに寄り添って居場所でありたいということ。

それが歌い続ける『理由』なのではないでしょうか。

I’m always with you. (私はいつもあなたと共に)
I’ll never leave you alone. (私は絶対にあなたを一人にしない)
No matter what happens (何が起こっても)
I’ll always be with you. (私はいつもあなたと共ににいるよ)

 

まとめ

歌詞を元にセトリを振り返ってきましたがいかがでしたでしょうか。

辛く悔しい思いを沢山してきたGARNiDELiA。それらを乗り越えて今最高で最強になった姿見ることができましたね。

これからも高みを目指していくという強い意志を持つ彼女たちにこれからもついて行きます。

またGARNiDELiAの根底にあるものとして皆を照らす光、そして居場所でありたいという思いを感じることができました。

私たちは皆星であり、ライブは「stellacage」という「星を閉じ込めた場所」、つまり皆の居場所を指しているのではと予想しています。

沢山の星、私たちとGARNiDELiAで星座のように繋いだ思い出の先に未来がある。

きっとそんな思いを抱いて彼女たちは走り続けて行くのでしょう。

 

 

〈参考〉
GARNiDELiA – Wikipedia

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