花言葉と振り返る「ちはやふる」、今回も表紙の花や植物、そしてその花言葉と共にちはやふるの物語を振り返っていこうと思います。
今回は11巻~20巻についてです。
早速紹介していきます。
花言葉紹介
11巻
11巻の表紙は1年生も含めた瑞沢高校かるた部全員集合!
「まつぼっくり」と「松」が一緒に描かれていますね。
松の花言葉は「永遠の若さ」
ちはやふるを読んでいると、高校生の青春にはエネルギーに溢れた永遠かと思うような若さを感じます。
高校選手権東京都予選・団体戦決勝。
千早は正確性という武器を手に入れる為に戦いますが北央の甘糟にはまだ通用しませんでした。
肉まん君が敗退の後残り4組は運命戦になりますが、惜しくも瑞沢高校は勝利を逃します。
(この運命戦でも太一は自陣が読まれませんでしたが、気迫によりお手付きを誘発させ勝利します)
予選の後は筑波くん・菫ちゃんが白波会に入会、千早が自分の袴を買ってもらう、「千早振る」という意味に千早が気付きを得る、部室の件で吹奏楽部に応援されるなど大会以外での出来事が続きます。
そして高校選手権全国大会の開幕です。
12巻
12巻の表紙では詩暢ちゃんの周りに「梅」が咲き乱れています。
梅の花言葉は「忠実」「忍耐」
紅梅の花言葉「優美」「艶やか」
紅梅の花言葉は、同じ色の袴に身を包んだ詩暢ちゃんを表しているようですね。
物語としては全国大会団体戦が開始です。
瑞沢高校は国際派チームやクイズ王チームなどの個性豊かなチームとの対戦を行います。
クイズ王チームとの対戦では、かなちゃん・肉まんくん・太一は自分のかるたに忠実に忍耐強く取り組む姿が描かれていますね。
ちはやも最初は実力を出し切れていませんでしたが、一字決まりが残る状況となり最後は調子を取り戻します。
そして新も突如団体戦に出ることに!?
13巻
13巻の表紙は「向日葵」とそれに負けない輝く笑顔を見せる千早です。
向日葵の花言葉は「あなただけを見つめる」「憧れ」「情熱」
かるたへの情熱が詰まった「ちはやふる」という作品全体を連想させる花言葉だと感じました。
全国大会団体戦、決勝トーナメントが開始します。
机くんが出場するかについて揉める場面もあり、彼のサポート力の有難みを感じると同時に選手であることについて考えさせる部分がありました。
準決勝は逢坂恵夢率いる明石第一女子と互角の布陣での対戦です。
札際の早いかるた、囲い手破りなど千早が着実に力を付けていることが感じられます。
詩暢のかるたへの憧れが実を結び始めた結果と言えるかもしれません。
14巻
14巻は肉まん君と机くんの初表紙!
「ナス」「カボチャ」「トマト」と3種の野菜が描かれていますね。
ナスの花言葉は「優美」「希望」
カボチャの花言葉は「広大」
トマトの花言葉は「感謝」です。
明石第一女子との対戦は千早が逢坂に敗れるも、机くん運命戦の末瑞沢高校が勝利します。
かなちゃんの突き指が発覚し決勝は筑波君が出場することに。
富士崎高校との決勝、読みは山城読手です。
山城理音の感じの良さに驚きを隠せない千早。
札のイメージから流れを引き寄せようとするもまさかの突き指?というこちらもハラハラしてしまう展開となります。
表紙の野菜の花言葉を物語に結びつけて考えてみると下記のようにも感じることが出来ました。
ナス⇒山城読手の優美さを感じる読み、選手の優勝への希望
カボチャ⇒選手層の厚い強豪富士崎のイメージ
トマト⇒仲間がいたから強くなれた、逢坂から明石第一女子の仲間への気持ち
15巻
15巻はちはやふるの表紙で初めて植物以外の絵、雪が描かれています。
その為花言葉の紹介は一旦一休みです。
全国大会団体戦決勝戦。
千早は突き指をし他のメンバーも劣勢の状況でしたが、そこからの大逆転で瑞沢高校が勝利。
晴れて団体戦優勝を果たします。
最後の運命戦で思いが届いたのか、太一の自陣が遂に読まれたのには感極まります。
16巻
16巻の表紙は千早・詩暢ちゃん、そして「パンジー」の花が描かれたカラフルでポップなイラストです。
その中でも紫のパンジーの花言葉は「揺るがない魂」です。
この巻でも皆のかるたへの揺るがない心を見ることができるのでしょうか。
団体戦を終え大会は個人戦へ移ります。
千早は怪我の影響で左手でかるたを取り勝ち進みますが、詩暢と対戦し敗退。
ここでクイーン戦でかるたをしようと2人が約束する名シーンが描かれます。
そしてC級は机くん、B級は太一、A級は新と詩暢が決勝で戦うことに。
17巻
この巻では「藤」の花と新が描かれています。
藤の花言葉は「歓迎」「決して離れない」です。
B級決勝は太一VS山城理音。
ここでは太一が着実なかるたを取り、”才能と戦う覚悟”を見せて勝利。
こうして太一は長い道のりを経てA級となります。
A級決勝では新が若宮詩暢と対戦。
新は安定した高い実力を備えた自然体でクイーンを打ち破ります。
この新の自然体は千早と子供の頃かるたをした経験を思い出しているからということも明かされますね。
個人戦は机くんがC級優勝・筑波くんがD級優勝ということで、瑞沢高校のA級以外の全階級優勝で幕を閉じます。
千早は指の手術を行い、その後千早と太一は富士崎高校の合宿に参加することに。
表紙の藤の花言葉からは、桜沢先生が千早を後押しし合宿への参加を歓迎してくれたことや、新が千早とのかるたの思い出を大切にしていること、太一の千早への思いが想像できました。
18巻
18巻の表紙は先生大集合。
ふちが赤い葉が描かれていますが特定は難しいですね・・・ただ6巻の表紙と同様の蔦に見えるものもあります。
富士崎高校の合宿中、千早は理音との3連続試合の後、決まり字前の音の高低という感じをつかむヒントを得ました。
合宿最終試合では太一は左手の千早に勝利、この秋右手の千早に公式戦で勝つという宣戦布告します。
その後名人・クイーン戦東日本予選と修学旅行の日程が被っていることが判明した上、再び進路の問題も。
そんな中吉野会大会が開始。
机くんとかなちゃんの距離が縮まる兆しもあります。
右手を休ませていたことがきっかけか無駄な力が入らない取りに近づいた千早。
勝ち進む中で遂に過去4連覇した元クイーン、産休明けの猪熊遥との対戦が決まります。
19巻
19巻の表紙の花は「シクラメン」ではないでしょうか。
編み込みで美人度MAXな千早も相まって華やかな表紙になっています。
ピンクのシクラメンの花言葉は「憧れ」
これは13巻の向日葵とも同じですね。
吉野会大会準々決勝では白波会の原田先生・坪口さん・千早・太一の4人が勝ち残ります。
千早は独特の配置の猪熊さんを相手にも札直のかるたで挑み勝利を収めます。
現クイーン若宮詩暢の強さへの憧れとも言える気持ちがあったからこそ千早も気負わずに勝負ができたのかもしれません。
準決勝となりますが千早は不戦勝。
太一は守りがるたでの強さを見せ南雲会の村尾さんを倒しました。
決勝戦では千早と太一の本気の勝負が幕を開けることとなります。
20巻
本記事のラスト、20巻は現名人・クイーンの2ショットと和菓子です。
雪うさぎや梅を模した練り切り、団子などが描かれています。
今回も花言葉の紹介は割愛します。
吉野会大会決勝戦、太一はいつもと違う配置で千早へ攻めの姿勢を見せます。
2人共実力を出し切る勝負の結果千早が優勝となりました。
その後瑞沢高校かるた部2年生が修学旅行へ行く中、太一は抜け駆けで名人戦東日本予選に出ることに。
高校の先生になってかるた部の顧問になりたいという思いから修学旅行を選んだ千早でしたが、予選に出た太一が気になって仕方がない様子。
新が出場する西日本予選にはまさかの名人・クイーンが観戦に来ます。
そして5連覇して引退宣言、新へのテンションが上がらない発言等名人は波乱を巻き起こします。
まとめ
今回は11巻~20巻までを振り返ってきましたがいかがでしたでしょうか。
千早たちが2年生の高校選手権東京都予選から全国大会を経て、名人・クイーン戦予選までが描かれていました。
また、表紙についても花以外が登場する回数が増えてきた印象です。
次回21巻~30巻までの紹介となりますので宜しくお願い致します。
〈参考サイト〉
マツ(松)の花言葉|種類、特徴、色別の花言葉 | LOVEGREEN(ラブグリーン)
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トマトの花言葉|意味や由来は?花の色や特徴は?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)
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