こんにちは紫乃です。
アニメ化や実写映画化も果たし、長く連載が続いた漫画「ちはやふる」ももうすぐ完結ですね。
連載が始まった序盤からずっと読んできた作品なので感慨深いです。
ちはやふると言えばコミックスの表紙に花や草木などの植物が描かれているのが印象的です。
そこで表紙の花とその花言葉と共にちはやふるの物語を振り返っていこうと思います。
隠された思いが表紙に表れているかもしれませんので、ぜひお付き合い頂けますと有難いです。
以前読んだことはあるけれど内容を忘れてしまったという方も、この記事を読めば完結に間に合わせられるかも?
今回は一巻~十巻を紹介します。
花言葉紹介
一巻
まずは一巻の表紙です。
ちはやふるの表紙は水彩画のように透明感がありつつ鮮やかな色彩のものが多いですよね。
花が描かれていることで華やかさも増しています。
一巻は桃色をベースにした淡めの表紙となっています。
そして描かれている花は「ガーベラ」ではないでしょうか。
その花言葉は「希望」「前進」「光に満ちた」です。
一巻は表紙の花の種類も色も判別が難しいですが、オレンジのガーベラは「冒険心」という花言葉を持っています。
一巻は物語の始まり。情熱を知らなかった千早がかるたに出会い、千早・新・太一の3人が離れ離れになる寂しさを感じながらも3人で大会に出るところまでが描かれています。
自分の夢がなかった千早がかるたに出会ったのは、彼女にとって前進だったでしょうし希望となったことでしょう。
そして光に満ちた未来への道が開けたとも言えます。
新しい世界への冒険心を胸に千早と仲間たちの物語の幕が上がります。
二巻
二巻は鮮やかな黄色がパッと目に飛び込んでる表紙ですね。
描かれている花は「福寿草」ではないかと予想しています。
予想は立てたのですが、クロッカスのようにもどちらも違うようにも思えるので別の予想がある方はコメント頂けますと助かります。
福寿草の花言葉は「幸せを招く」「思い出」「悲しい思い出」です。
二巻では小学生の三人が一緒にかるたをした思い出、そして『かるたがあればまた会える』という大切な思いが描かれます。
その後千早は高校で太一に再会。
2人で新に会いに行くも冷たくされ、かるたを蹴る新を見ることになるなど悲しい思い出もありました。
太一は世界一になれるものがあるならなりたいという千早の願いを叶えたいと感じかるた部設立に協力することに。
かなちゃんをかるた部に口説き落とし肉まんくんを見つけ仲間も増えました。
それらが千早にとって幸せを招くことになるのは言うまでもないでしょう。
三巻
三巻ではやっとかるたっぽい表紙になってきました笑
表紙に描かれているのは「南天」ではないでしょうか。
縁起の良いイメージのある南天の花言葉は「福をなす」です。
この巻では机くんとの出会いがありかるた部がついに部活となります。
初めての大会でチーム戦を知り、みんなが共通して勝ちたいという気持ちを持つことができました。
展開としてはその結果福をなすことができるのか!?というところですね。
四巻
四巻では色の系統もガラッと変わり新が表紙です。
葉っぱだけではなんの植物かかなり特定が難しいですね・・・
こじ付け気味ではありますが「ミント」と予想を立てます。
花言葉は「美徳」です。
東京都予選にて、瑞沢高校かるた部は正々堂々道にかなった戦いぶりで見事優勝を勝ち取ります。
その後近江神宮で初めての全国大会に臨む訳ですが千早が倒れるというアクシデントが起きます。
この巻では若宮詩暢初登場、新が祖父やかるたへの思いを再確認するシーンがあるなど重要な場面が多く詰まっていますね。
五巻
五巻の表紙は強キャラ感のある笑みを浮かべた若宮詩暢です。
詩暢ちゃんはクールで孤高なイメージがあるからか青が良く似合いますよね。
描かれている花は「青い紫陽花(あじさい)」です。
花言葉は「冷淡」「高慢」「無情」
クイーン若宮詩暢にぴったりの花と花言葉だと思います。
対戦相手が戦意喪失するのに慣れてしまうほど無情で圧倒的な勝利をし続ける孤高のクイーン。
そんな彼女はどこか冷淡で高慢さを持っているということができるでしょう。
物語としては全国大会の個人戦メインです。
お互い1番のライバルとなる千早と若宮詩暢の初対戦と衝撃がじっくり描かれていますね。
全国大会後はそれぞれが目標を見つけ、太一・肉まん君はA級を目指して金沢大会に出場することとなります。
六巻
六巻の表紙はイケメン担当太一!
太一の周りに茂っているのは「蔦(つた)」だと考えています。
花言葉は「誠実」「勤勉」「永遠の愛」です。
努力家で千早を思い続ける太一っぽい花言葉のようにも思えますね。
六巻では感じによる速さだけを武器に戦ってきた千早が壁にぶつかります。
そして千早はA級になって高校生だけでない初めての公式戦を迎えることとなります。
大会では千早以外の部員が決勝進出し、対戦の結果肉まん君がA級に、かなちゃん・机くんはC級になることが出来ました。
太一の運命戦で自陣読まれない伝説はここから始まっていますね。
またこの巻では高校生らしく進路の話題も出始めます。
七巻
七巻の表紙はキュートなかなちゃん。
周りに描かれているのは「西洋柊」ではないでしょうか。
「クリスマスホーリー」とも呼ばれていますね。
花言葉は「将来の見通し」「予見」「慎重」
7巻では新がもう一度かるたに帰ってきて、大会にて千早・太一と再会を果たします。
千早はテスト勉強を放り出してその大会を見に行ったのですが、帰ってきた千早に机くんが言った言葉が印象に残っています。
『やりたいことを思いっきりやるためには やりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ』
かるたも勉強も両立している太一の努力は並々ならぬものです。
机くんの言葉からそれに気付いた千早は、赤点なしで定期試験を乗り切ることが出来ました。
前巻から進路の話題も出てきていますが、将来を見据えた内容もちはやふるでは度々描かれていきます。
また千早が「速く取るのをやめる」ということを理解し始めた大会の裏で、名人周防久志が初登場です。
太一との今後の繋がりを予見するかのようなインパクトのあるシーンが描かれています。
そして勝ち進んだ千早の対戦相手は前クイーン山本由美さん。
山本由美さんの戦い方は慎重で丁寧と評されていますがそんな彼女は勝負を諦めてしまったかの様子で―――
そんな場面で七巻は終了です。
八巻
8巻は袴姿の千早が華やかな表紙です。
描かれている花は「桜」ですね。
花言葉は「私を忘れないで」「精神の美」「優美な女性」
クイーン位挑戦者決定戦・東日本予選で千早と戦う前クイーン山本由美さんですが自分らしい戦いができずにいました。
しかし北野先生のおかげで自分のかるたを思い出すことができます。
ここから「モメユミ」としての本領を発揮し一気に千早に畳みかけます。
この物語の流れを追っていくと桜の花言葉が「本当の私を忘れないで」という意味にも感じてきます。
太一がかるたでは気持ちの強さが重要だと気付くシーンがありますが、ちはやふるではそのような精神の美しさが多く描かれていますよね。
その後名人戦・クイーン戦が行われ、若宮詩暢の糸を紡ぐような正確なかるたを目の当たりにします。
そしてクイーン戦の決着がついた後周防名人のかるたが物語で初めて描かれます。
一字決まりが28枚の衝撃です。
またちはやふるで優美な女性といったら山城今日子専任読手だと思うのですが、山城さんの読みも挑戦者決定戦と名人戦・クイーン戦で響き渡ります。
九巻
九巻の表紙は鯛焼きを持つ周防名人。
周りに描かれている花は「百合」です。
花言葉は「威厳」
周防名人は名人らしい威厳のある戦いで名人戦4連覇を果たします。
名人・クイーンの圧倒的強さに打ちひしがれるかるた部メンバーでしたが、机くんが千早にも一字決まりが20枚あるということを教えてくれます。
かなちゃんは専任読手への憧れを抱き始め、名人戦・クイーン戦はかるた部メンバーに様々な刺激を与えることとなりました。
季節は巡り春、千早たちは高校2年生になります。
新入部員を迎える時期ですが、ミーハーで多く集まった新入生に対してかるた部メンバーの温度感の違いが浮き彫りになります。
しかし去年の全国大会団体戦で倒れて棄権になったことで、もう1人部員がいてくれたらとずっと思っていた千早。
そんな千早の考えを聞き皆の気持ちがまとまり始めることとなりました。
最終的に太一に思いを寄せる花野さん・下の句かるた経験者の筑波くんが部に残ってくれることとなります。
十巻
十巻の表紙は太一と新です。
そして秋の紅葉で有名な「楓」が描かれていますね。
花言葉は「美しい変化」
この花言葉を知った時2人にぴったりだと感じました。
色が変化する様が美しい楓のように、この2人も「ちはやふる」という物語の中で変化し成長していきます。
最新刊まで読んでいくとなおのことそう思うので、まだ追い付いていない方にはぜひ読んで頂きたいです。
青春を懸ける彼らの変化に美しさを感じるはずです。
物語では新入部員2人を加え高校選手権東京都予選が始まります。
筑波くんがオーダーを書き換えようとするなどハプニングは起きますが、机くんの采配で大きな問題にならずに済みました。
準決勝では白波会のエース坪口さんが顧問を務める朋鳴高校と瑞沢高校が対戦。
実力はあるのに「才能」がないという思いに憑りつかれていた太一でしたが、周囲の助けがきっかけで自分の戦いに集中することができ見事試合を勝ち切ります。
そして決勝戦。
北央学園と瑞沢高校は両校全国大会出場が決定していますが、実力が近い相手同士の対戦カードとなり緊迫感を持った試合開始となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一巻~十巻は千早がかるたに出会った小学生の頃の思い出、高校1年生でかるた部を作って2年生になったところまでが描かれています。
表紙の植物もキャラクターや物語にちなんだものが描かれているようで調べ甲斐がありました。
11巻以降も記事を書いていくつもりですのでまたお付き合い頂けますと嬉しいです。
〈参考サイト〉
ガーベラの花言葉|怖い意味がある?花が咲く季節や色・本数別の意味は?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)
福寿草(フクジュソウ)の花言葉|色別の意味や種類、怖い意味もある?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)
南天(ナンテン)の花言葉|種類や実の特徴は?縁起の良い意味がある?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)
ミントの花言葉|種類や花の特徴、種類や効能は?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)
アジサイ(紫陽花)の花言葉|怖い意味もある?色別の意味や喜ばれる贈り方は?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)
ツタの花言葉 | 花言葉辞典 (hana-navi.net)
クリスマスホーリー の花言葉・誕生花・イラスト | チルの工房【无域屋】花札庵 (chills-lab.com)
桜(サクラ)の花言葉|怖い意味がある?桜の別名は?何科の植物?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)
ユリ(百合)の花言葉|怖い意味があるの?色別の意味や花の特徴は?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)
楓の花言葉|怖い意味もあるって本当?紅葉(モミジ)との違いもご紹介|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)
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