今回はミラミスの真相考察ということで世界観や神についてまとめていきたいと思います。
詰めきれていない部分もあるのですが一説としてご理解の上お読み頂けますと幸いです。
考察
世界観
まずはミラージュの世界観から振り返っていきたいと思います。
意外と様々な国の人が出てくるのですが、具体的な国名で言うとこのようになりますよね。
共和国:フランス
(アリアはパリの出身。ミラージュも共和国領。)
連合王国:イギリス
(ジャックやエヴァンの出身。スコットランドヤードやオックスフォードがイギリスらしいワード。)
合衆国:アメリカ
(レオンの出身。)
王国:イタリア
(アリア父の出身。レオンとの旅行ではシチリアへ。)
またミラミスは用語の多くが実際に存在するものを使用しているようで、西ヨーロッパに広がっていたケルト文化も下敷きになっているようです。
イロワーズ海にはいくつか島がありますが、その中でもドルイドの巫女(ケルト社会の神官のようなもの)の伝承があるサン島がミラージュのモデルとなった可能性が高いのではと考えています。
イスがあったとされる場所ともほど近い島です。
ドルイドというワードは作中でもルディ√などで出ており、主人公の祖先であるラプラードがコリガン(妖精)の巫女の末裔ということで、巫女という共通点もあります。
ドルイド教ではヤドリギを神聖視していたようで、大聖堂のクロンヌにはミストル(ヤドリギの木)が使われていたことからケルトの信仰が残っていることも分かります。
邪神について
ここからは邪神の正体について調べたことをまとめていきます。
真相√でゼノはこのように呼びかけていました。
古代カナンの神。教会からは悪魔と呼ばれ、
コルヌアイユに与することもなく、
海の底に封じられた――
カナンというと地中海東岸のカナン神話がヒットしました。
その中の海を司るヤムという神が邪神のモチーフではないかと考えています。
外見は諸説ありそうですが、頭部がタコ・手がクラゲのようなイラストを見つけました。
ゼノが邪神を呼び出したことで影が触手となったこと、真相√が解放された後タイトル画面中央の絵がタコのようなものに変わったことから関係性を推測しました。
同じくタイトル画面にはクラゲも描かれています。
ヤムは神でありながら混沌の象徴、駆逐されるべき悪魔とされることもあり、ゼノの言葉とも一致します。
ちなみにコルヌアイユはイスの伝承にも登場するフランス北西部のブルターニュ地方にあった国名です。
またエヴァン√で弟切草(ヨハネ草)がシレーヌに捧げられていたことに彼は違和感を感じていました。
わたしたちが信じる神、教会の教えと言われていたのはキリスト教のことで、弟切草はこちらに近しい物ということですね。
ヤムの登場するカナン神話はキリスト教の経典である旧約聖書と繋がりがあることが関係しているのかもしれません。
1点引っ掛かりがあるのですが、なぜ豊穣を祈るのが春の祭りではなく夏至祭なのかが理解できていません。
緯度が高く暖かくなるのが遅い北欧の文化だとしたら夏至祭になると思うのですが、カナン神話は北欧ではありません。
北欧の伝承でクラーケンというタコのような巨大な怪物はいますが(映画パイレーツ・オブ・カリビアンに出てきます)、こちらが邪神だとするとカナンやキリスト教との関連性が見えなくなってくる為詳細が謎のままです。
イスの伝承は土着のケルト文化・宗教が強大なキリスト教に取って代わられたことが背景にあるようなので、これらと関係ある事柄が真相のような気はします。
終わりに
ブルターニュのイスの伝承は終ヴィル関連でも調べたことがあったので、こちらが軸になるお話が生まれるとは思いませんでした。
ほぼ作中で語られていた通りですが、改めて知るきっかけになりました。
聞き慣れない言葉も多く理解が難しかったりもしましたが、ヨーロッパの歴史や民俗学の勉強になりました。
ケルトでは犠牲を捧げることでそれ以上の繁栄が得られるという考え方があるとルディが話していた場面があるのですが、ミラミスは全体的にこれがベースになっていたんでしょうか・・・
今回は以上となります。
お読み頂きありがとうございました。
〈参考サイト〉
ヤム (やむ)とは【ピクシブ百科事典】
サン島 – Wikipedia

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