今回は「sins of KALEIDO 塔巡りし因果の魔女」、通称カレイド魔女について関連作であるテンペスト魔女との関連性や真相、その他の考察をまとめた記事にしたいと思います。
※順次追記・修正している部分もございます。
テンペスト魔女との関連性
まずはカレイド魔女の1000年前の世界である「even if TEMPEST 宵闇にかく語りき魔女」との関連性について気付いたものをまとめます。
テン魔女の記憶がうろ覚えなので誤り・抜けありましたら教えて頂けますと嬉しいです。
国名
オラティオ
(カレイド魔女の舞台である空無し)
ウォーレント
(軍事国家、エイラの実家がある)
グリパ
(ユージーンの出身国、アジア風)
ヒストリカ
(中央国とも呼ばれていたテン魔女の舞台)
リホー
(呪具店がある国、テン魔女FDで登場)
カレイド魔女で出てきた国名はこんなところでしょうか。
グリパはてるてる坊主や靴紐が切れたら縁起が悪いといった内容、ユージーンの部屋のテイストから中国や日本などアジアの雰囲気がイメージなのではと感じました。
またヨルカが過ごしたシャノンの屋敷は中央国=ヒストリカだったと思います。
宝石の産出国という話題もあったので、テン魔女世界でのヒストリカが思い出されました。
さらにユージーンの軸で見つけた呪具店はテン魔女FDで訪問することになるリホーにあったものです。
実はテンペスト魔女の本編でもこれらの国について説明されている部分がありました。
この大陸にはヒストリカ以外に5つの国がある。
テンペスト魔女 決別の回顧録Ⅳ(ルーシェン)
四面の巨大な壁に囲まれているという軍国ウォーレント。
地上と地下に領土を持つ交国リホー。
あらゆるものに神が宿るという加護国グリパ。
この世の美が集うという御国オラティオ。
科学という独自の発展を遂げた文明国マキナエ。
マキナエ以外はカレイド魔女でも存在が示唆されており、同じ大陸に6つの国があるという構想はテン魔女から存在したことが分かります。
カレイド魔女はこの中の美の国オラティオに焦点を当てた物語だったということですね。
魔女シリーズの世界観がまだまだ広がる可能性を感じて期待してしまいます。
ポルム
交わらぬ血路Ⅰで誤植を探す絵画にポルムの青い花が描かれたものが題材になっています。
ポルムは平地の少ないヒストリカで最も生産されている野菜です。
テン魔女FDのルーシェンの章では、王位継承争いの為不人気野菜であったポルムの花を着色に使用したスイーツを考案します。
モナハン
月蝕Ⅱでドレイク捜査官の捜査協力の際の情報で、宝石商の女性の姓がモナハンでした。
テン魔女に出てくるモナハン司祭と姓が同じなので子孫だったりするのかもしれません。
その宝石商はヒストリカ国営鉱山との長年の取引もあることからヒストリカとの繋がりもあるようです。
盗まれた美術品はアンブローズ作品ではないとのことでしたが、テン魔女に登場した画家メイル・ディアスの作品だった可能性はありますね。
ルーセント・グラス
ヒースの瞳でもあるルーセント・グラス。
日記の説明を読むと分かると思うのですが、女神の宗主国のある時代の国王、テン魔女のルーシェンの瞳がモチーフになっているようです。
英語のlucentは「光り輝く」「透明な」といった意味を持ち、ルーシェンの名前もこれに因んでいるのではと思います。
代表的な色がエメラルドグリーンというのもルーシェンの瞳が元だからでしょうね。
カクリヨや魔女たち
管理者のいた所はカクリヨということで、テン魔女でルーンがいた場所と同様の空間のようです。
机にあった黄色い花は恐らくイシクルクフラムス、テン魔女のティレルの部屋にもありました。
ルーンがアンブローズであったことは言わずもがな、イシュも登場しましたね。
管理者についての詳細は、テン魔女FDのゼンの章で世界の真相に近い部分が明かされていました。
カレイド魔女での管理者は少年でしたが、テン魔女のアナスタシアにそっくりでした。
テン魔女FDのハンドラー(お父さま)によると、クロムかその魂を引き継ぐものしかその世界の管理者にはなれないとのことでしたのでそれが要因かと思います。
外見はアナスタシアをベースに作られたんでしょうか。
カレイド魔女の真相について
テンペスト魔女からの系譜ということを踏まえ、カレイド魔女の真相の個人的な解釈・考察を時系列でまとめておきたいと思います。
・テン魔女世界は一本の時間軸だったのが、アナスタシアの影響によって6つの世界線に分かれていた。
・テン魔女FDゼンの章でハンドラー(お父さま)より1000年後に世界が終わるとの予測を聞く。
結果的にアナスタシア達は管理者になることを断り、未来の人間に託す選択をする。
・カレイド魔女では最初から並行世界がある設定。
・テン魔女世界の400年後(カレイド魔女世界から600年前)にユールウッド家の先祖の人間が異界の魔女と契約し最初の異端者に。
リ制プラグで持ち直すも結局1000年後の破滅は避けられない運命だったか。
【以後追記・修正あり】
・オルセムが元々いた世界線は唯一リ制プラグ=ユールウッド家が生まれなかった世界線ではないか。
戦争が頻発していたのも資源が枯渇に向かっていたから。
後述の在来の魔女のこともありますが、こう考えると荒廃した環境で先に滅びてしまったことにも納得がいきます。
またそもそもユールウッド家がなければヒースが人間になることもなかったので、ヒースがオルセムの元々の世界線にいなかったことも説明できるのではないでしょうか。
・その世界線にはヨルカと同一存在の在来の魔女がいた(以後魔女ヨルカ)。
世界は彼女の肉体で、彼女は世界の抗体とオルセムは語っていました。
彼女は死に戻りの力を管理者から借り受けます。
死に戻りの力と相性が悪かったと言われていましたが、世界への愛が世界線を保全する力に変わる能力だった為、死に戻りを経るごとに心が摩耗してしまっては確かに能力が下がりますよね。
彼女に愛や幸せを注ぐ者がいなかった為に世界線が滅びたとのことですが、世界そのもののような存在の彼女の心が死んでしまったからなんでしょうか。
またオルセムの編纂者の目は元々魔女ヨルカが持っていた力の可能性もあるのでは。
人間のオルセムが元々持っていたとは考えにくいので。
そうすると魔女ヨルカとオルセムがどんな関係性だったのかさらに謎が深まるのですが、公式が深堀りしてくれることを期待しておきます。
ヨルカにカレイドタワーの瘴気が効かなかったのは在来の魔女と同一存在だったから。
赤ん坊の時何かに怯えて泣いていたというエピソードがありますが、蝶の形を取っている異界の魔女が見えていたのかもしれません。
ちなみに異界の魔女は別管理者の管理する世界の魔女が入り込んでしまったイメージです。
(テン魔女のゼンも別の管理者の世界出身。現代の現実社会に近い。)
意思のあるウイルスのような。
ヨルカがいないと死に戻りができないのは、継承元の在来の魔女の同一存在がいる場合の使用条件だったりするのかなと解釈しました。
・オルセムが元々いた世界線の消滅。5つの世界線に。
・オルセムが5つの世界線でヴィクセンを結成。
・ヨルカが受け取った自分の筆跡の最初の手紙は、オルセムが別世界線の魔女ヨルカから預かったものを送ったのか。
・最終的に異界の魔女は消滅し資源もある程度は復活した為、世界はしばし延命
・5つの首飾りが揃ったことでヨルカの短命の呪いが解ける。
5つ揃った際の効果は明言されていませんでしたが、さながら運命を変えるといったところでしょうか。
その他考察まとめ
ヒース
・アンファンテリアの騎士はフランス語の「enfant(子供)」から子供のための騎士という名付け
・ヒースからカランコエの刺繡のハンカチをもらったと思います。
花言葉には「あなたを守る」などがあります。

・名前の由来は作中で説明があった通り。ヒースは花の名前で「孤独」「寂しさ」の花言葉を持ちます。
・人形の時の名前である”ルネ”ですが、ラテン語の「新しく生まれる」に由来する名前のようです。
人間として生まれ変わることが示唆されていたのかもしれません。
ユージーン
・名前は古代ギリシャ語に由来する男性名です。意味は「良い生まれ」や「高貴な生まれ」。
・ユージーンが爪を黒くしているのは、ピアスもタトゥーも思い切れなかった分、体を傷つけないせめてもの反抗の気持ちがあったのではないかと想像しています。
・苦手なものが果物なのは子供の頃に強制された記憶があるからか。
オルセム
・オルセムの刺青はクレマチスの花ではないかと考えています。
長い蔓を持つ植物で、花弁の形も似ているんじゃないでしょうか。
花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」「策略」など。
ヨーロッパにて旅人を温かくもてなす為宿の玄関に植えられたことに由来するそうです。
死に戻りという長い旅路の中に寄り添う存在としての意味が込められているのかもしれません。

サブキャラ
・リアムは「強い意志」という意味を持つ名前です。確かにある意味強い意志を持っていましたね。
・アンブローズは古代ギリシャ語に由来する「神聖な」「不死の」という意味の名前です。
キービジュアル
ゲームのタイトル画面で本記事のサムネにもしているキービジュアルですが、キャラに寄り添った要素が散りばめられているようです。
ティルケット
背後に炎や血痕が見えるのは彼の過去を彷彿とさせます。
カノア
足元に血が付いた新聞紙のようなものが見えます。
カノアの軸で新聞記事を執筆し、それがカノアの戦争行きに繋がってしまったことを想像させます。
ヒース
彼の額縁の花は前述のカランコエだと予想しています。
ユージーン
体の下の模様が毒の雨を降らせる怪物化した姿の一部に似ています。
オルセム
額縁の地面が崩れているのは元々いた世界線が崩壊したからでしょうか。
公式サイトなどで見える全体像だとトランプやカジノチップも描かれていて、オルセムの軸の一幕を思い出します。
終わりに
最後までお読み頂きありがとうございます。
久々にこんなに全ての構成要素が好みな作品に出会えたので、書いていて楽しかったです。
テン魔女とテン魔女FDとカレイド魔女を反復横跳びしながら書いたのでちょっと大変でしたが笑
特にテン魔女FDのことも踏まえると、壮大な世界観の一部だったんだなと感じられ感動がありました。
他にもカレイド魔女の記事を上げる予定なので、引き続きお付き合い頂けましたら嬉しいです。




コメント