こんにちは紫乃です。
今回はマツリカの炯本編の章タイトルについての考察をまとめます。
「第一節 五虹詩」みたいな謎の漢字の羅列が出てきてずっと気になっていたのですが、FDをプレイして改めて調べてみた所意味に気づくことが出来ました。
この漢字の意味を紐解いていきます。
章タイトルについての考察
厳密には節の後の文言なのですが全て漢字3文字になっています。
これは古代中国からの易学の概念である「八卦」に1つ追加したマツリカ独自の「九卦」が中心になっていると考えます。
九卦読みって言葉は作中でも度々登場しますよね。
詳しく説明するにあたり、まずこれから触れる要素を表で一覧にまとめました。
FDの天命胤外伝でフェイが印契するシーンがあるのですが、そこにこれらの要素も出てくるので理解が深まるかもしれません。
| シナリオ | 名称 | 自然現象 | 五行 | 九宮 | 六経 |
| 共通① | 五虹詩 | 虹 | 土 | 五 | 詩 |
| 共通② | 八山詩 | 山 | 土 | 八 | 詩 |
| 共通③ | 二地詩 | 地 | 土 | 二 | 詩 |
| フェイ個別 | 七天礼 | 天 | 金 | 七 | 礼 |
| ルオ個別 | 三風楽 | 風 | 木 | 三 | 楽 |
| 燕來個別 | 九火書 | 火 | 火 | 九 | 書 |
| 青凛個別 | 一水易 | 水 | 水 | 一 | 易 |
| ゼベネラ個別 | 六沢礼 | 沢 | 金 | 六 | 礼 |
| カルマ個別 | 四雷楽 | 雷 | 木 | 四 | 楽 |
2字目:九卦における自然現象
最初に基準になっているのは2字目の九卦における自然現象です。
虹以外は八卦に存在する基本概念なので、それにオリジナルの虹を追加したことで九卦にしたと考えられます。
またシナリオの割り振りはざっくりとしたイメージなのではないかと推測しています。
フェイの天は大きな天命を背負って生まれたこと、ルオの風は風一族から、燕來の火は燕緋の末裔ということから、青凛の水は龍が水をつかさどる神とされることなど。
そしてこの自然現象は五行の5つに分類できます。
古代中国で森羅万象は5つの要素で構成されるという思想です。
1字目:漢数字と九宮
続いて1字目の数字について。
これは九宮という古代中国の易学や風水における概念が元だと考えます。
占いの九星気学も上記に関連しているようです(四緑木星、六白金星など9種に分けられます)。
空間が9つに分割され方角や五行・八卦と結びつくとされています。
| 4(木) | 9(火) | 2(土) |
| 3(木) | 5(中央) | 7(金) |
| 8(土) | 1(水) | 6(金) |
このような配置になり、数字と五行が対応しています。
八卦もそれぞれの数字に対応しているのですが、一部異なる部分もあったので割愛します。
八卦の自然現象に対応する五行は木・火・土・金・水に割り当てられるのですが、数字と完全に一致していることから繋がりが見えました。
実は中央の5には八卦五行の割り当てがないのですが、九星気学では五黄土星となっているのでマツリカでは土の分類、そして九卦の虹になっているようです。
九宮が9つなので、八卦から九卦にするのもこの考え方を元にした可能性もありますね。
またそれぞれの方角には聖獣が象徴されるのですが、本来中央は麒麟の所を創作で蛍聲としているのではないでしょうか(代わりに白虎が追い出されてます)。
3字目:六経との関わり
最後の3字目の漢字ですが、これは五行を六経という儒教の経典と対応付けたのではないかと推測しています。
六経とは儒教において最も重要視された6つの経典の総称で下記の通りです。
春秋以外の頭文字と五行が章タイトルと一致しているのです。
・詩経→土
・書経→火
・易経→水
・春秋
・礼記→金
・楽経→木
書経は政治記録なので燕來に関係はありますが、他の内容は五行等との分かりやすい関連性は見いだせず独自の紐付けなのだろうと考えました。
終わりに
調べている中で奇門遁甲って占術をよく見かけたんですが、聞き覚えがあるような?
玉彗が使ってそうな気もするのですが忘れました・・・
ともかく古代中国の思想や要素が詰まった作品だったんだなと改めて思いました。
章タイトルの意味は本編をプレイした時から考えてはいたので、遂にそれらしい答えが見つかり達成感があります笑
今回内容もちょっと難しくて漢字だらけで書く方も疲れたので、読んで頂いた方は本当に感謝です。

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